狭山市にある「智光山公園」に弟親子といっしょに出かけたのは、おととしでした。
そのときちょうど弟の奥さんが2人目のこどもを妊娠していて、身重の体。なので弟が一人で、3歳の長男をどこかに連れていってやろうと考えたのです。
いつも奥さんといっしょで、弟はそれに慣れ切っていますから、一人でやんちゃざかりの男の子の世話をするのは荷が重いだろうと、私も同行したのでした。
智光山公園は数回いったことがあります。中に「こども動物園」があることは知っていましたが、私にはこどもがいませんので、入ったことはありません。弟親子はこの公園自体が初めてです。
電車で行くとバスに乗り換えたり、小さなこどもを連れては大変そうなので、私の車で行きました。駐車場が無料なので、車のほうが安上がりでもあります。
さて、こども動物園。こども向けの小動物園ですから、別に期待はしていませんでした。3歳の甥がよろこんでくれればそれっでいい、という感じで入りました。ところがこれがなかなかなものでした。
大きな動物はいません。馬とポニーまで。あとは家畜類、小型の哺乳類、鳥類と、こうした動物園の平均的な顔ぶれです。ただサル山があって、これがおもしろく見られましたし、クジャクやキジも、ふだんなかなか実物を見る機会はありませんので、私と弟も童心に帰って楽しみました。
甥が一番よろこんだのが「ふれあい広場」。一日に何回か、ここに小動物を放して、こどもたちと文字通りふれあえるのです。私たちはそれを知らずにいたのですが、たまたまその「ふれあいの時間」にあたって、たくさんのヒヨコたちが登場。弟が大喜びしたのはいうまでもありませんが、大人二人も「わーわー」言ってはしゃいでしまいました。
それだけ楽しめて、入場料は大人が200円。こどもはタダというのですから、なんだか申し訳ないような気にもなりました。
狭山市立智光山(ちこうざん)公園こども動物園は、狭山市の北西部に位置し、雑木林の中の小川や池などの自然を生かした都市公園「智光山公園(総面積53ha)」のほぼ中央部にあり、こども達がいつでも自然や動物に親しみ、「ふれあう」ことのできる場として、1986年(昭和61年)に一部開園、1989年(平成元年)に全面開園(3.3ha)しました。
園内では、こども達が楽しめる動物を中心に展示しています。また、開園当初より小動物とのふれあいを毎日午前と午後に時間を決めて実施し、教育普及活動にも積極的に取り組んでいます。